花輪くんの社労士試験合格体験記

2018年(平成30年)第50回社会保険労務士試験に合格しました。初回受験、完全独学の合格体験記です。

社労士試験 必勝戦略には何がいるか?

自分自身が合格して、合格体験記もまとめた。

また、他の方の合格体験記をゆっくりと読む余裕もできた。

少し離れてみると、違った観点から残しておいた方がよいのではと感じた。

つまり、プロジェクト管理の観点から、合格体験記を読む方が、ご自分の勉強計画が合格に直結する戦略かどうかを判定できることを残したい。

戦略原理は、孫子の兵法にいう「己を知り敵を知れば百戦危うからず」である。

分析要素としては、次の3つ必要であると思う。
1:目的・目標
目的は、社労士試験に合格することであろうから、意識するべき目標は、何年で合格したいかであろう。

一年で合格したいか、2~3年かけてでもよいかによって、まったく計画が異なるはずである。

2:己を知る
具体的には、2018年11月9日「社労士試験 独学を選択した訳」に記載したが、
過去の試験対策経験から考えて、ご自分の得意なことや勉強法を分析することである。また、出発点である基礎知識量を把握することである。

3:敵を知る
具体的には、2018年11月23日「社労士試験 初年度独学合格でのポイント」に記載したが、社労士試験の特徴と合格基準点を把握することである。

最後に判定法であるが、この3つの要素が合理的につながっていると思えるかである。

つまり、「現在のレベル」から「合格に必要なレベル」に登るのに、自分に適した手段を選択しているか。その手段が目標期間から考えて、効果的な手段であるか。
これらの観点から判定することである。

手段とは、予備校通学・通信教育受講・独学であり、またその各々の業者や教材選択である。実績のある手段が安心である。
判定法は、各種合格体験記のうちご自分に近いと思うものと照らしてみて、ずれがないかである。本当に先達の経験はありがたいものである。

ただし、一度決めたら、信じて続けることも重要である。効果がでるまでは時間がかかるからである。不安になって、あれこれと変更することは禁物である。
また、教材をやたらと変えたり、追加することも禁物である。

当然ながら、模擬試験によって、計画通りに実力が伸びているかどうかの確認は必要である。上に書いたことは、着手前や途中でなにか足りないと感じた時に、ご自身の計画をよくしていくための判定です。

私自身の経験を振り返ると、前の国家試験の受験の際は、この3つのつながりをまったく考えてなかった。やみくもに、会社が紹介する通信教育を受けたり、過去問を解いたりしただけだった。3年かけたが受かるはずはなかった。

社労士試験では、具体的には、2018年11月9日「社労士試験 独学を選択した訳」に記載したが、この3つのつながりをそれなりに意識していた。
振り返ってみると、だから合格できたのだと思う。

少しでも参考になれば幸いです。健闘をお祈りしてます。